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利用付帯のクレジットカード海外旅行保険について〜家族特約を中心に〜 [クレジットカード]

◇利用付帯のクレジットカード海外旅行保険について〜家族特約を中心に〜


アメリカの医療費は非常に高額で、かつ定価がないので請求書をもらったときにびっくりすることがあります。

あるアメリカ在住の日本人妻の話。不妊治療を受けるために医療機関を受診。なぜか大腸カメラを受け、ポリープ切除(おそらく良性と説明あり)を勧められる。値段を聞くと分からない、外科医、麻酔科、入院代、手術室利用料、ベッド確保代、薬代etc、それぞれ別から請求書が来ると。でも保険あるから1000ドルくらいでしょうと。蓋を開けてみるとなんとトータル3000ドルの請求書。手術代等が予想以上に高かったのです。

こういうことはアメリカでは良くあって、医療機関も利益を最大化するために、保険の種類等、場合によってはSNSを参考にして、本人の財政力を推定し、手術代等を「これくらいなら払えるだろう」という金額に決めます。

高名な医師になると、初診料500ドル、再診料300ドルに設定し、保険が効かない治療をメインにして、貧乏人が来れないようにしている人もいます。アラブ人などには定価の数倍の値段を請求しています。公的保険であるメディケアやメディケイドだと治療費をふっかけられないのでお断りです。

このようにアメリカで医療を受ける場合は、実際に幾らになるのか請求書が来てみないと分からないのです。アメリカ人は請求書が来てから「高すぎる」と言って値段交渉をするのが定番です。とはいえ、Non-native English speakerの我々には交渉といっても骨が折れます。

こういう時に役立つのがクレジットカード付帯保険です。最低100万円程度までカバーしてくれるものが多いので、よほど高額な治療(臓器移植とか)を受けない限りは、アメリカの医療保険がカバーしてくれない分の請求が高額でも安心です。

クレジットカード付帯保険のおさらい

クレジットカード付帯保険が適用される条件として、大きく2つあります。自動付帯」「利用付帯」です。


自動付帯とは日本を出国した日から自動的に保険が有効になるタイプのもので、最も一般的です。

利用付帯とは今回の旅行に関連する支出をクレジットカードで利用した場合のみ保険が有効になるタイプのものです。

クレジットカード付帯保険の有効期限は多くの場合90日

クレジットカード付帯保険は旅行期間中無制限に有効な訳ではありません。一般的に90日あるいは3カ月の期限があります。日本に帰国するとリセットされます。

クレジットカード付帯保険を延長する裏技

もちろん留学は3カ月で帰ってくることはないので、留学期間中なるべく長くカバーしてくれるに越したことはありません。これを可能にする方法があります。自動付帯と利用付帯の連続コンボ技です。

利用付帯のクレジットカード付帯保険は今回の旅行に関する支出をカードで支払った場合に有効になります。旅行に関する支出とは、飛行機や船、電車、バス等の交通費(公共乗用具)の支払いです。ホテル代などでは有効になりません。

利用付帯の連続コンボ技とは、クレジットカード付帯保険が切れる前に次のカードを公共乗用具の決済に利用して、保険の期限を延長する方法のことです。下のようなイメージです。
利用付帯コンボ.png
家族特約とは


18歳未満の家族はクレジットカードを保有できないので、クレジットカード付帯保険の被保険者になるためには、家族特約付きのクレジットカードが必要です。家族特約の付いていないカードでは、例えば子どもが発熱して小児科を受診したとしても、保険金がおりることはありません。

利用付帯連続コンボ技が使える家族特約付きクレジットカード

単身であれば、比較的多くのカードで利用付帯連続コンボ技が可能です。例えば私がオススメしているリクルートカード。


しかし、家族特約付きのクレジットカードで利用付帯連続コンボ技が可能なカードは非常に数が限られます。


 ①SuMi TRUST CLUBプラチナ
 ②AMEXグリーン
 ③ANA AMEX等のAmex提携カード

※住信SBIカードは病気がカバーされないので論外です。

AMEXの定義する公共乗用具には注意

SuMi TRUST CLUBプラチナの場合、単に公共乗用具とされているので、タクシーでも大丈夫です。

AMEXは注意が必要で、時刻表に基づいた公共乗用具と決められています。ですので、


 飛行機、船、電車、バス: OK
 タクシー: NG 

AMEXで子どもの保険を有効にする場合の注意点

SuMi Trustの場合はタクシーに乗るだけで家族全員有効になります。一方、AMEXはタクシーが使えないので、戦略が必要です。というのも、飛行機を除く多くの公共交通機関は子ども料金無料のものが多いからです。

ニューヨーク在住者がAMEXの子どもの利用付帯保険を有効にする方法についてケースバイケースで考察します。

 ①子どもの身長が44インチ以上
 MTAを利用します。(大人と同料金)
 ②子どもが5〜11歳
 メトロノース鉄道の子ども料金を利用します。
 ③子どもが2〜4歳
 Amtrakを利用します。Penn station からYonkersが一番安く、大人一人約17ドル〜。
 ④子どもが2歳未満
 飛行機の国際線チケットを購入するしかありません。

利用付帯連続コンボ技のFAQ(一部自動付帯にも関連します。)


Q1:公共乗用具の予約が先の場合も保険が有効になりますか。
A1:決済した日から有効になります。実際に公共乗用具を利用する日ではありません。

Q2:一度有効期間が過ぎたカードをもう一度使うと保険は再度有効になりますか。
A2:なりません。カードの付帯保険は一度のみしか有効にできません。帰国するとリセットされます。

Q3:アメリカからの一時帰国に利用付帯カードを利用しました。保険期間はどうなりますか。
A3:長期滞在者に最も注意して欲しいポイントです。まず、決済した日から保険が有効になり、90日または帰国まで有効です。ポイントはここからで、出国便の決済も利用付帯カードでしてしまっている点です。この場合、出国日に自動的に有効になり、出国日から90日で保険が切れてしまいます。そして次に帰国するまで再度有効にはできません。一時帰国のチケットを手配する場合は、利用付帯カードを使わないようにしてください。

Q4:一時帰国から再渡米後に利用する現地の公共乗用具を利用付帯カードで決済しました。一時帰国前の保険は有効にできますか?
A4:保険が有効なのは1回の旅行中です。再渡米後に利用する分は厳密には次の旅行となるので、有効にならない可能性があります。

Q5:家族を残して自分(本会員)だけ一時帰国後することになりました。保険はどうなりますか?
A5:本会員分についてはリセットされますが、家族特約対象者についてはリセットされません。仮に一度利用付帯カード保険を有効にしている場合、本会員分については再度有効にできますが、家族は再度有効にはできません。

Q6:海外旅行傷害保険と現地の保険を併用できますか?
A6:併用可能です。

Q7:日本の空港まで、あるいは日本の空港から自宅までの公共乗用具を決済すると保険は有効になりますか?
A7:SuMi TRUST CLUBプラチナは有効になります。AMEXはなりません。

Q8:マイルで特典航空券を発券するときにカードを使うと保険は有効にできますか?
A8:できません。燃料サーチャージ、空港税、発券手数料等の支払いでは保険は有効になりません。マイルの購入料金も同様に保険を有効にはできません。


Q9:AMEXのいう、「時刻表のある公共乗用具」とはどのような交通機関のことですか?

A9:基本的には時刻表通りに運行されている交通機関のことです。電車やバスは基本OKです。オーランドのiRIDEのように、「始発6時、終発10時、この間15分おき」というような表示をされていても、時刻表があるとみなしてくれます。観光バスはダメですが、ハワイのトロリーバスはOK、自由の女神行きのStatue CruiseもOK。


Q10:MTAのプリペイドカードに残高をチャージした場合はどうなりますか?

A10:プリペイドカードの購入やチャージでは公共乗用具の支出と見做されない可能性があります。「何月何日の何時に乗車した(あるいは乗車する)」という証明が求められることがあるからです。MTAで付帯保険を有効にしたければ、1 time ticketの購入をお勧めします。


Q11:家族カードの保険と家族特約は併用できますか?

A11:家族カードは別のカードとみなされるので、併用可能です。ただ、家族カードの保険には家族特約が付いていないので、家族特約の有効期限後に家族カードの保険を有効にすると、家族カード保有者の保険のみ有効になり、本会員と子供の分の保険は切れたままです。


クレジットカードの付帯保険に関して質問があればお気軽にコメントください。

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